ワキガ(わきが)の治療と対策:ワキガの治療法、ワキガ対策の情報

ワキガ(わきが)、多汗症の手術や治療、予防と対策についての情報サイトです。

ワキガ(わきが)の治療と対策

◆ワキガ治療〜超音波治療法とは!

ワキガ治療に有効な超音波治療ですが、最大のメリットは、

血管や神経をキズつけずに汗腺類だけを識別して除去できる

ことにあります。
これは医師が目視で汗腺類だけに超音波をあてるわけではなく、超音波が汗腺類だけを見つけ出して破壊させることが出来ます。
まずこのしくみについてのお話からです。
ワキガ治療 超音波治療法
なぜこのようなことが可能になるのでしょうか?

私たちの身体の組織(骨や血管、神経や汗腺類、粘膜など)はそれぞれ堅さが違います。
超音波の周波数を汗腺類の堅さに合わせてセット(熟練した技術が必要)すれば、汗腺類だけに振動エネルギーを与えることができ、それ以外の堅さの組織は共鳴せずにそのまま残るというわけです。

ただし、堅さが非常に近いわずかな組織が傷つけられる場合がありますが、問題になるレベルではありませんので心配は要りません。

ではこの「超音波」とは一体どんなものなのでしょうか?

一言で言えば超音波とは、

高い周波数を持った音

のことを言います。
音といっても人間に聞こえるレベルの音ではありません。
人間にはせいぜい20ヘルツから20キロヘルツくらいまでしか聞こえません。

超音波は非常に高い周波数を持ち、その波長が短いためにパワーは絶大であり、さらに超音波の波長は方向性を持たせることが可能です。
この超音波を利用した機器では例えば、

魚群探知機
胎内の赤ちゃんの様子を見るエコー診断エコー写真
歯石を除去する超音波スケーラー
超音波メス


などが有名です。

◆超音波治療の流れ
カウンセリング
ワキガは命に関わる病気ではないですが、ご本人にとっては大変な問題です。
ワキガのせいで積極的に生きることをためらっていらっしゃる方も多いと聞きます。
この際心の中の悩みを全部ぶつけてしまいましょう。ワキガ治療のカウンセリング
どのクリニックでも必ずカウンセリングが行われますので、不安な点、不明な点を医師に相談する機会です。
このカウンセリングでは、ワキガの治療に際し、患者さんに対して医師が必要な情報や知識を提供した上で、患者さんは自分がどんな治療を受けようとしているのかを知り、またその治療に合意できる(いわゆるインフォームド・コンセント)までとことん対話がなされます。
最近はどんな医療現場でもこのインフォームド・コンセントが最重要視されています。

カウンセリングを受ける立場としては、より精度の高い治療を受けるために、医師の質問には正確に回答する必要があります。
こうした話し合いによってある種の信頼関係が生まれ、患者さんも安心して医師に託すことが出来るようになるのです。

ワキガの臭いをチェック
実は、単に体臭が少し強いのをワキガだと思い込んでみえる患者さんも多いそうです。その場合なら、食事療法や日常のケアだけで十分に悩みを解消することができます。
医師がワキガかどうか、どのような治療が最善なのか、本当に手術まで必要なのか、を医学的な判断基準で診断してくれます。

手術が必要かどうかを判断
こうした診断の結果本当に手術まで必要な患者さんはそれほど多くないともいわれています。
食事療法や日々のケアで充分にフォローが可能なケースも多いのです。

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◆ワキガが疑われる項目をチェックしよう!

◆毛深い方である
◆自分のにおいを感じることがある
◆人からにおいを指摘されたことがある
◆黄色の汗ジミができる
◆ストレスがたまりやすい
◆湿った耳垢がある
◆脂性である
◆ちょっとした緊張で汗ばむ
◆食事は油っこいものが好き
◆お酒が好き
◆靴(靴下)が臭う
◆家族にワキガ体質の人がいる
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ところで多汗症とは!

アポクリン汗腺も含めて、汗の分泌量が多いものを「多汗症」と言います。何ミリリットル以上、汗をかくから多汗症というものではなく、自覚的な要素の多い病名といえます。しかし、緊張しやすい人や太っている人、甲状腺機能の亢進している人などにも多汗症は多く存在します。 多汗症はワキの下だけではなく、手足、顔といった特定の場所にも起こります。代表的な症状として、ワキの下から汗が流れたり、ワキの下の黄ばみ、原色のブラウスなどを着た時にできる汗じみが気になるといったことが挙げられます。 特にワキの下は、身体と腕が閉じた状態が多く、汗をかきやすい場所の一つです。ワキガと多汗症は、同じではなく、多汗症の人がすべて臭いが強いということではありません。 多汗症とは、手掌多汗症を意味することもあります。手掌多汗症は、手指末端から多量の発汗をする状態を言います。原因は不明で、代表的な治療法には、交感神経ブロック(ボトックス注射)があります。



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ワキガ(わきが)とは

汗を分泌する汗腺には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺という二種類の分泌腺があります。 腋臭(わきが)の原因となるアポクリン汗腺とは、ワキの下、乳輪、陰部、外耳道、臍など、身体の決まったところにしかありません。エクリン汗腺から出る汗の成分は、 99%の水分と1%の塩分ですが、アポクリン汗腺からは、タンパク質、糖類を始め、アンモニア、鉄分、蛍光物質、脂質、脂肪酸など、臭いの元となる物質が分泌されています。これは粘り気のある乳白色がかった液体で、この汗の成分が細菌などによって分解されて臭いを発するものが「ワキガ」です。 わきがは人種差が大きく、欧米人は約80%の人がわきが体質であるのに対し、日本人は約10%と非常に少なくなっています。また、片親がわきがの場合は約50%、両親がわきがである場合は約75%の割合で遺伝するとも言われています。アポクリン汗腺の活動は、思春期の頃から始まり、熟年以降、老化で衰えるまで続きます。

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