ワキガ(わきが)の治療と対策
◆ワキガの食事療法には限界がある!
ワキガと食事は密接な関係があります。
ですから毎日の食生活を見直すだけである程度は軽減できます。
◆避けたいたべもの
肉類
乳製品
揚げ物(油を使うもの)
ファーストフードなど
香辛料(辛いものは発汗を促す)
野菜を中心とした日本食にすることでワキガや多汗症の悪化を避けることが出来ます。
しかし、これを厳格に実践したとしても悪化を抑えるのが限界であり、治すことは出来ません。
また、例えば育ち盛りの思春期の人に食事制限させることは健康にヒビく恐れがあります。
食事療法による限界を知っておくべきでしょう。
◆ワキガの悩みに負けないために
誰でも多かれ少なかれ悩みをもって生きているもの。
仕事上のことであったり、家族のことであったり、健康のことであったり、人それぞれに異なりますが、悩みから完全に解放されて生きられる人は絶対にいません。
「生きている」ということは、つまり言い換えれば悩むことであり、「生きていく」ということは、その悩みを解決していくことを意味しています。
生きる理由というものは本当にはなくて、生きること自体に意味があるのです。
人は、悩みを乗り越え、克服していく力や強さをもっているもの。よく聞く言葉に、「乗り越えられない悩みを神様は与えない」というのがあります。
悩みを乗り越えるには、本人の努力や工夫する知恵が必要なことはいうまでもありませんが、相談相手となってくれる家族や仲間も必要です。
しかし、悩みのなかには、人にもいえず、解決法もわからず、ただ一人悶々と苦しんでしまうような性質のものもあります。
とくに、自分の身体に関係する悩みには、その傾向があります。 でも、そのような悩みの大部分は、成長するにつれて自然と消えてしまうもの。人生の価値や存在意義は、もっと他にもあることを知るからです。
ところが、同じ身体に関する悩みでも、年月がたち、社会生活の範囲が広がっていくにつれて、それだけ増大するようなものもあります。その代表的なものがワキガなどの「体臭」に関する悩みです。ワキガで悩む人の多くは、自分で自分のにおいがイヤだと悩むのではなく、「自分のにおいで他人に迷惑をかけている」と、責任を感じて悩んでいます。
そこがワキガの悩みの特異なところなのです。
ワキガは、人間が進化する以前は、異性を魅きつける魅力的なにおい(フェロモン)でした。
今日では、誰にも嫌われ、本人にとっては死ぬほどつらい精神的圧迫を与える“悪魔”にも等しい臭いになっています。
他人に迷惑をかけていると感じることほどつらいことはありません。まして、真面目で、誠実で、責任感の強い人なら、なおさら生きていること自体が苦痛に思えてくるはずです。
たしかに、医学上は、ワキガは病気ではありません。ワキガだからといって、どこも痛いわけではない、かぜをひきやすいわけでも、長生きできないわけでもありません。しかし、一度「自分はにおう」「自分は他人に迷惑をかけている」「自分のにおいは他人に嫌われている」と悩み始めると、その時点で、それは立派な「病気」になってしまいます。
そういう意味では、ワキガというのは「体の病気」ではなく「心の病気」なのです。
(「体臭・多汗の正しい治し方」:五味常明著まえがきより抜粋しました)
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◆ワキガが疑われる項目をチェックしよう!
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◆自分のにおいを感じることがある
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◆黄色の汗ジミができる
◆ストレスがたまりやすい
◆湿った耳垢がある
◆脂性である
◆ちょっとした緊張で汗ばむ
◆食事は油っこいものが好き
◆お酒が好き
◆靴(靴下)が臭う
◆家族にワキガ体質の人がいる
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